【京都読書会感想】第93回ほんわか読書会in関西
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※予定や過去の様子等をアップしてます
【京都】第93回ほんわか読書会in関西(大阪・神戸三宮・京都)
~人は自分の好きな事については永遠に喋り続ける事が出来る~
※副題付けてみました
・読書会…H24年5月20日(日)朝10時~12時半
・ランチ会…無し
今月あたりから読書の量が減っているのが気になるMでしたが、、現実世界での忙しさ(←タブー)にかまけて今月は1冊ずつの紹介が続いております
そんな気分も吹き飛ばす春?(初夏?)らしい陽気で嫌な事も忘れ、読書会も忘れ、川の上を流れる花びらの如く、川の流れとともに流されたい気分になります
さて、現実に戻り、、、今回は人数が少ないと分かっているので(自分だけ)、、、ゆっくりと20分前にスタバに到着
本日お世話になりますのはこちら↓
STAR BUCKS 京都四条通ヤサカビル店(京都府京都市下京区)
http://www.starbucks.co.jp/
まだ誰も着てないかな~と思いきや、、、なんと、Oさんが
1、2時間も前に到着されてたとの事
今回はいつもより遅く到着しましたのでずーーーーと待って貰ってた事にm(_)m
今回の読書会の様子となります↓
※予定より大分少なく4名となりました
京都では過去最少人数での開催ですね!!
いつもは木のイスで痛かったのですが、今回はソファー席が空いたのを機に移動しました
さて今回の本の紹介コーナーとなります
【生活に追われ、枯渇?した心に水を与え中のM】
『月島慕情 (文春文庫) [文庫]浅田 次郎 (著) 』
読書会でも多分紹介されているであろう浅田次郎さんの書籍。実は、Mはこの本がお初です( ̄▽ ̄)蒼穹の昴など基本的に長編を書かれているイメージがあったのですが本書は浅田さんが今までに書いてきた短編小説のBest版ということで出版されました
ちょうど赤川さんが過ごした出来事を元に吉原で働くを幸せ?を手に入れた女性を描いた月島慕情やガードレール下で働く光と影を描くシューシャインボーイ、亡くなった普通のお婆さんが人々に与えた優しさを描いた 冬の星座など短編小説が7話収められています。
著者の解説と桜庭一樹さんの書評浅田次郎の小説は、読者を泣かせるからスゴイんじゃない。涙の理由がわからないから、スゴイんだ。とあるように人情深い物語となっております(。-_-。)
【今回初参加となりますIさん】
『武器としての決断思考 (星海社新書) [新書]瀧本 哲史 (著) 』
決断。。。
これほど苦手な分野は無いと思われる程常々必要とされる行為(来月の読書会どうするかとか笑)。そんな大なり小なり物事を決める時のノウハウを書いた本のようですね(`_´)ゞ 朝まで○テレビで行われる討論は討論ではない!と一刀両断!本当のディベートはこういうものだ!というのを書かれているようです
特にここ日本では相手との交渉・対話が苦手と言われている民族。練習する機会が少ないだけのようですが、、、。そんな中、これから世界を相手に闘っていく新社会人に向けた一冊となっております
著者の方は京大で教鞭をとっている超人気講師の方のようですね。決断思考を磨く練習としてげーむとしてのディベートを提唱されています。まずYESかNoかで答えられる質問をし、その後、自分の回答とは無関係にクジでYES派とNo派に分けるようです。まずは簡単な討論から初め徐々に論理の矛盾点をしらみつぶしに潰していく。との事。勢いだけで相手を言い負かすのはちょっと違うようですね。それらのディベートを見て審判員が判断するようです
とはいえ最後は判定員の方の主観で決まるとの事笑
討論の例として「就活で内定をもらった。でも、あまり行きたくない会社。就活を続ける
『僕は君たちに武器を配りたい [単行本]瀧本 哲史 (著) 』
先ほどの本と同じ著者の本でセットで紹介されていることが多いようですね(^-^)/先ほどの本はどちらかというとノウハウ本となり。本のページ数も倍近くあり、詳しく書かれているのでオススメはこちらのようですねd(^_^o)
海外への工場移転によるブルーカラーの削減、プロの技術を持った医者ですら言葉の壁が無くなったら、、、という危機感を抱いている昨今( ;´Д`)
先ほどの紹介と内容が混同している部分がありますが、弱肉強食の資本主義社会に放り込まれる若者に向けたメッセージとどうあるべきかを6つの視点から京大No.1講師の視点から伝えて戴いてます
一部を紹介すると、魚を取る人に例えて、一般的な魚を獲って、港で売り渡すから→①魚を需要の高い遠い場所に持っていく②専門性を高める③新しい考え方をする(新しい漁法等)④ボスになる(経営者になる)などなど、章毎にまとめがあるようで何だか大学の授業のようですね(^_^) ※ちなみに①は時代遅れとか
また一方的に働かされるのはダメだ!ということでリーダーについても書かれているようです。日産のカルロスゴーン社長や故スティーブジョブズなど常にイノベーションを起こしてきたリーダーにはクレイジーな人が多いとかチャンスの元は皆が向いている方向ではなく、誰も見抜きもしない場所に転がっているなど、珠玉の言葉が宝物のようにこの本には埋まっているようですね(((o(*゚▽゚*)o)))
『中央線なヒト―沿線文化人類学 (小学館文庫) [文庫]三善 里沙子 (著) 』
東京にある新宿〜高尾までの沿線に住む独特の文化を持った人を多数紹介した本のようですね(^^;; アーティスト崩れの人や今大活躍している芸能人にもここで住まれた方も多いのでは?そんな訳でファッションにも他の地域とは違った奇抜な物が多い気がしますね(^^;;イラストで見ただけですが
関西でもJRや私鉄等、各自の方針によって面白い特徴を出していますよね。吊り広告の内容やターゲットする客層、鉄道会社による大型施設の建造など。
この中央線界隈ではもともとは全く何も無い地域に線路を引っ張ったとのこと。それが何らかの要因でこの独特な文化を生み出したのでしょうか?もともとIさんも仕事で各沿線にある文化を調べる中でこの本を勧められたようです(^o^)
【おじさんの話を4時間聞き続けられる広い心のOさん】
『おじさん図鑑 [単行本]なかむら るみ』
変な人繋がりで(失敬)、この本を紹介頂きました。今度は日本全国に住むおじさんを記者の方と編集部の方が二、三年の歳月をかけて調査したおじさん図鑑σ(^_^;)
普通のおじさんから偉いおじさん、はたまた変なおじさんにいたるまでヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3ジャンル毎?に区分され、本当に細かな部分まで調査した一冊
もともとこの本を色んな本屋やAmazonでも探してたようですが、人気の為かなかなかみつからず、、そんな時にOさんが訪れた八尾にある有名な珈琲屋のおじさんからから譲ってもらったとの事。
しかも、その人がこの本に出ているようですね(((o(*゚▽゚*)o)))おしゃべり好きな方のようで延々4時間も面白おかしくお話をしてくれたとか( ̄▽ ̄)自分は無理だな(;´Д`Aと思いつつ、、逆に4時間も聞いてたOさんすごいなぁ〜と思いました笑
ちなみにこちらのお店です↓
ザ・ミュンヒ (THE MUNCH) – 高安/コーヒー専門店
http://r.tabelog.com/osaka/A2707/A270705/27012960/
『対談 笑いの世界 (朝日選書) [単行本]桂 米朝 (著), 筒井 康隆 (著)』
落語家の桂南天氏の襲名披露宴にサプライズで桂米朝師匠が登場名人と言われる数多くの重鎮(桂枝雀師匠、立川談志師匠等)がなくなられていく中、、高齢ながらも元気な姿を見られたと言うことで感動された事がきっかけでこの本を読まれたようですね~※Oさんのブログも参考にさせて戴きました!
今までにも米朝師匠の著書を読まれていたようですが、博識すぎて(昔の言葉も多くて)難しかったとの事。。。こちらの本は日本を代表するSF作家の筒井氏との対談と言う事で対談時の話言葉で書かれており理解しやすかったようですね
Mも若かりし頃?(小学生) に桂米朝師匠の落語を目の前で聴いた事がありますが、、残念ながら当時の自分では全く理解できませんでした
ちょうど別の方が先に時うどんの噺をしてくれた時、他の生徒の中で一人笑いを堪えきれずに爆笑しておりましたね懐かしく貴重な思い出です
【今回初参加となりますOさん】
『利休にたずねよ [ハードカバー]山本 兼一 (著) 』
カフェレストランのオーナーに今回の二冊をお奨めされたようですね!映画化された火天の城を書かれた著者が日本のわびさびである茶の湯の世界を描きます。本作品で直木賞を授賞されたようですね!
お話しは千利休が秀吉の命により、切腹する前日から物語が色々な登場人物の視点から逆向きに回想されていきます何よりも印象的だったのがお茶の世界や茶道具、細やかな描写がスゴイとの事!読後感も爽快で自然描写も繊細だとか
利休の美に対する鋭い観察眼は他の誰が見ても美しいようですね~。竹筒に挿す花一輪で人々の心を揺り動かす。僅かな違いの中から大きな美を見出す姿にOさん自らも感性を磨きたいと思われたようですね
自分もこの本を読書会で以前に紹介され、ブログで紹介しましたが、、、全然言いたい事が分かってない!とお叱りを受けた事があります自身でもこの本を読み、利休の心を少しは感じたかと思いますが、、今回それが生かせていることやら
『利休に帰れ―いま茶の心を問う [単行本]立花 大亀 (著) 』
利休が生きた時代の人物について良く分かる内容となっているようです。もともとの出版が1983年に出版されたようですね。著者の方は京都とも所縁が深く、大徳寺の大徳寺最高顧問としても活躍されたようですね←大徳寺名が出てきた時にはビックリしました
※もう一人のOさんと今朝、話してた時にでてた名前だったので
内容もお茶の話に留まらず、わびさびの部分にも言及。聞きなれた言葉ですが、詳しい意味と言うのは知りませんでしたが生きるもの全て何らかの形で他から命を戴いているその事に対して“すみません”という詫びる心が含まれていると知り、へ~~そうなんだ!と少し納得しました。利休が茶室の入り口を狭く、低い位置に設定したのも何人たりとも頭を下げる・感謝する?心が必要だと太閤秀吉にも身をもって示したのかもしれませんね、、そういった意味からも現代の人々が学ぶ部分が沢山あるんだなぁと改めて思いましたね
個人的に内容は少し難しそうですが読みたいなと思う本でした!書評には茶人必読の書と書かれていましたが、、、Mに茶の湯はネコに小判ですが
・・・・以上で本の紹介を終わります
本の紹介数8冊、、参加者4名、読書会の時間2時間半のトータル150分
通常でしたら一人頭の紹介時間は5~10分くらいなものなんですが、、
今回はMですら15~20分しゃべらせて頂きましたが、他の方はもっと長時間(30~40分)飽きることなく本について語って頂きました
ある意味、面白い会になりましたね~
初めはどうなる事かな思いましたが、、、
さてそんな読書会後はランチ会の予定でしたが、、皆さんご予定がお有りのようで
一人ランチに
こちら↓
旬鮮酒場 天狗 京都四条通り店
※土日のランチは今月から?期間限定でオープンされているようです
↑最近はまっている鳥南蛮と小うどんの定食をチョイス!
その後は京都散策に
鴨川の床料理も始まっているようですよ
思ったより早く終われた?ので予定を変更し十数年ぶりの嵐山に
竹の小路を抜け、有名な渡月橋の横にあるこちらのお店で粋なタコを戴きました笑
※お店のイスで食べているとドンドンお客さんが客引き効果ですね~
以上で京都探索もとい、京都読書会の報告を終了いたします
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旬鮮酒場 天狗 京都四条通り店
URL:http://www.hotpepper.jp/strJ000661202/
住所:京都府京都市下京区四条通り柳馬場東入ル立売東町20‐1 ステラ四条B1F
OPEN:11:30~14:00(L.O.13:30) 17:00~23:30 定休日:無休
※土日は期間限定でランチタイムしているようです
Tel/Fax 050-5834-6329
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■ほんわかCafe読書会 オフィシャルサイト■
http://book.geocities.jp/honwakadokushokai/
■読書会の予定はこちらです↓■
【H24年05月大阪ほんわか読書会の予定はこちら↓】
http://dokushyo.seesaa.net/article/268284110.html
【H24年05月神戸ほんわか読書会の予定はこちら↓】
http://dokushyo.seesaa.net/article/268283769.html
【H24年05月京都ほんわか読書会の予定はこちら↓】http://dokushyo.seesaa.net/article/268283909.html