第43回京都ほんわか読書会感想(H23年4月17日)
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・第43回京都ほんわか読書会感想(H23年4月17日(日)朝10時~12時)
大阪の南から天満橋で京阪電車の特急に乗り継ぎ、電車でGo
google mapで到着時間を検索しお店に10時前には到着の予定
京阪の河原町駅のアナウンスが無いし、到着予定時刻は近づいてくるし、、、
なんかおかしいなと思いながら、、、気付いたら終点の出町柳駅まで到着
でも前回と雰囲気が違います
道を聞き、急いでタクシーでお店に向かいます
読書会参加の為にで京阪に乗るのは2回目ですが、、
2、3時間後に京阪電車に河原町駅が無いことに気付きます
それでは今回、お世話になります上島珈琲 河原町店↓
http://www.ueshima-coffee-ten.jp/
http://www.ufs.co.jp/shop-search/ueshima-coffee-ten/shop_id/356
いつもと違い初めての方が多かったので、常連?の方ともに皆さん緊張気味です
到着が約10分遅れました、ゲストの方すいませんm(_)m
今回の読書会の写真となります↓
↑こちらは皆さんの緊張がほぐれた後の様子です
さてさて、本日の京都読書会の本の紹介となります↓
【小学校以来の遅刻癖が戻ってきた主催者M】
『島田紳助100の言葉 (ヨシモトブックス) [単行本(ソフトカバー)]島田 紳助 (著) 』
前回の大阪読書会に引き続き、言葉の力と言うことでこの本を選びました
ちなみに紳助さん、京都出身です
TVではその発言から必ずしも万人受けするタイプではないですが
普段の紳助さんらしい部分とは裏腹に、飛び抜けてぐっとくる言葉は少ないかもしれませんが
逆に地に足の着いた人生を生きて来た人の言葉の重みがあるように思います
後書きの部分…《自分が死んだ時、枕元で子供達に紳助爺さんは満足して死んでいくんだよ・・・なんていうな!まだまだ、やり残したことがあった!って伝えろ》って・・
この部分を読んでこれだけの功績を残しながらも、
まだまだ満足せず常に前進している紳助さんに頭が下がります
『第四の手〈上〉 (新潮文庫) [文庫]
ジョン アーヴィング (著), John Irving (原著), 小川 高義 (翻訳) 』
テレビのアナウンサーである稀代のモテモテの男
でも、付き合った女性からの評判は最悪な男
その彼があるサーカス団の取材中に大事な左手をパクリ、
世界中のTV番組にその映像が流れ・・・
稀代のモテモテ男、腕は天才的な奇人として有名な医者、そして手の提供者となる男の未亡人
これらの人物との出会いによって失われた手を移植出来ることに・・
パロディーのように進むストーリー、亡き夫をめぐる切ない愛の物語
そして、”第4の手”とは(・・・下巻に続く)
【今回、初参加となるミスチルと一字違いのSさん】
本は文庫ではなく、ハードカバー派とこだわりを見せるファンタジーが大好きSさん
『狐笛のかなた [単行本]上橋 菜穂子 (著) 』
妖怪である狐の妖狐と人の心の声を聞くことのできる人間の娘である小夜
お互いに恋におちる、、、だがその妖狐はある者に命を握られており・・・
ファンタジーと言えば洋書を思い浮かべますが、日本を舞台にしているので入り易いとの事!
風景描写にも優れ、物語の途中に出てくる料理もまた魅力的との事
そして著者自身料理の本を出すまでに
ハリポタが駄目だった人も是非
『月のさなぎ [単行本]石野 晶 (著) 』
両親から離れ外界と隔離された学園に子供達が連れてこられる
その子供達は成人するまで性別が不明・・
成人になって初めて男女の区別が分かれてくる
男女として恋愛をするもお互いが実は・・男同士だったり、女同士であったり・・
ファンタジー小説ながらも色々なジャンルの混ざっており、キャラも魅力的との事
異色のミステリーファンタジー小説
【今回で連続3回目の参加となるNさん】
『静寂の子 [単行本]谷村 志穂 (著) 』
知人の水難事故をきっかけに家族の中が変化し、家族のすれ違い始める
お互いの心の支えを求めて、違う男女の所へ・・
自然や登場人物の心理描写が絶妙!男性より女性が好みそうな本のようです
『麦の海に沈む果実 (講談社文庫) [文庫]恩田 陸 (著), 笠井 潔 (解説) 』
多くの方の共通の認識?として恩田さんの本は読み終わった後
何かしっくり来ないものがあるようですが!これは違うようです
とある学園をめぐる物語、そこにやってくる転校生・・
お金持ちの集まる謎めいた中学校(お金持ちの集まる学校らしく?ダンス会やお茶会等の活動等)、どこか陰のある学生、屈折した感のある人物
どこか謎めいており登場人物がなぜか機械っぽくて現実にはありえない
これこそ、恩田ワールドの特徴なのかも(←Mの考察)
アナザーストーリー(←クリック)にもここの登場人物が登場したりと独特のダークな雰囲気を醸し出す、物語的には切ないストーリーのようです
【今回、文庫本派で初参加のDさん】
Dさんは文庫派のようですね、持ち運びに便利なので(笑)
『きらきらひかる (新潮文庫) [文庫]江國 香織 (著) 』
もともと江國かおりさんの小説は淡々と進んでいくストーリーが多いのですが、
これはドキドキのストーリー展開のようです
アル中の妻、ホモで恋人もいる夫とちょっと?変わった登場人物
でもお互いに理解しあっている、ちょっと変わった夫婦の関係
もちろんお互いの両親は旦那さんの秘密、奥さんの秘密を知らない
全ては想定内だった・・・・・が
『カードミステリー―失われた魔法の島 [単行本]
ヨースタイン ゴルデル (著), Jostein Gaarder (著), 山内 清子 (翻訳) 』
半年前に図書館で借りて、再度読み直しても良かったので
今回お持ちいただきました
この物語は主人公が母を探し求めて旅をする
その旅の途中で魔法の本をプレゼントされる。それが小さな豆本。
それを虫眼鏡を使って読んでいく。魔法の本の世界とリンクしていく所が面白い
物語の中には命を持って生きているトランプが登場するが、
ジョーカーが一番重要な鍵を握っているとの事。
Dさん的には一番、ハートのエースが可愛らしいです
※魔法の本の物語はゴシック体で
通常の物語は明朝体で区別されているようです
ソフィーの世界もこの方が書いたようで
哲学(フィロソフィー)についても分り易く書かれているようですね
【もう一人のNさん!3回目のご参加です】
表紙が良い本ばかり持ってきているので、そればかりではないよとの事で↓
題名とは裏腹に意外と親近感の湧くストーリー!
英語の勉強をする為にネイティブの先生をつけるも、、その人が変な人だったり(笑)
三谷幸喜さんが旦那さんなのには驚きました
『悪夢のエレベーター (幻冬舎文庫) [文庫]木下 半太 (著) 』
エレベーターに閉じ込められた四人が開放され、
その時に起こった出来事を一人一人語っていく
閉じ込められていた各々があえて内に秘めた思惑とは?
続きが知りたい方の為に続編の奈落のエレベーターってあるようですがアメリカの安っぽいホラー映画のようなのでお勧めできないとかヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
『知識ゼロからの西洋絵画入門 [単行本]山田 五郎 (著) 』
あえて絵画の専門家でない山田五郎さんが西洋絵画を評価します⁈
肩肘張らずに読めそうな図解付きの入門書です
作家のプロフィールが履歴書のようになっているのでかなり親近感湧きます(^。^)
ちなみにドミニク・アングル(wiki参照)が一番良かったようですね
【今回、遠くからお越しの初参加のTさん】
『人生のほんとう [単行本]池田 晶子 (著) 』
哲学について書かれた本ですが、Tさん自身哲学がお好きなようです
とある友人の行動についてTさん自身悩んで(違和感を感じて)たらしいのですが、
この本の1章を読んでそういう考えもあるんだって、気持ちが楽になったようです
私が紹介しました紳助さんの言葉で《傷ついている相手を慰めることは最初に大事だけど、その後はちゃんと現実を直視させてあげないといけない》とありましたが、著者の池田さんも良い意味で突き放してくれる内容となっているようですね
西洋のは難しいけれども、これはとっつきやすい本との事です
【大阪の読書会から京都の読書会にお越しのSさん】
『完全保存版 世界「夢の旅」BEST50(2) [単行本]講談社 (編集) 』
旅が好きなSさん、他の人が今回持ってこられていないジャンルの本、
世界各地の絶景を写した写真集をお持ちくださいました
仕事をしだして、”仕事行きたくねーな~”って時にこの本を読まれたようですね
ある時、会社の前で読んで時に同僚から・・・・・(プライバシーの為?省略)
心を奪われる風景の数々、実際にこの中の写真にある国を旅行されたようですね
強く願い、何度もその風景を見て、そのための手段・方法を調べる実現
Sさんの行動力には毎回、脱帽です
『人生の100のリスト [単行本(ソフトカバー)]ロバート・ハリス (著)』
上記の話しとリンクする部分がありますが、よく”目標を紙にかくと実現する”と言われていますが、著者も紙に100個の目標を書き、そして30年の年月が経った時…
全てが達成されていた
100の目標リストとともに描く感動のストーリー
※自分も100個書いてますが、知人の学生さんに1000個目標書き出した方がいいですよと言われて550個まで書き出しましたでも、本当に絶対に成し遂げたい事って見つかってないんですよね
以上で本の紹介を終わります
読書会後はSさんのお奨めのお店に6名でランチに”Cafe yoshiko”
目の前の川には鴨が
お店の雰囲気と相まっていい感じでした
https://tabidachi.ana.co.jp/card/1367775
お店のママさんのお奨めで寺院めぐりにも(この辺りは京都ならではですね)
平安神宮の桜オミクジ↓なかなかグッドなモノを引いてしまいました
■ほんわか読書会オフィシャルHP■
http://book.geocities.jp/honwakadokushokai/
■ほんわか読書会読書会Blog■
※H23年度の大阪・神戸北野三ノ宮・京都の日程案内はこちら↓
http://dokushyo.seesaa.net/article/183799455.html
※10月の予定を追記しました